ポンド/米ドルは今週、市場心理とドルが値動きを支配し、暴騰している。 ポンドにとって厳しい週となっており、実際の方向性を示す経済指標に関する具体的なデータが不足している。 その代わりに、外国為替取引の荒波を乗り切るには市場全体のセンチメントに頼らなければならなかった。
厳しい状況にもかかわらず、ポンドはなんとか持ちこたえ、火曜日の下落による損失のほとんどを取り戻した。 今朝はさらに上昇し、火曜日の下落分をほぼ帳消しにした。 これは、米国のファースト・リパブリック銀行のニュースがセンチメントに永続的な影響を与えたり、銀行株の新たな下落を引き起こすことはないと市場が満足しているようで、全体的なセンチメントが改善したことによるものである。
ハイテク大手がポンド/米ドルを押し上げる
米国のハイテク大手マイクロソフトとアルファベット（グーグル）の第1四半期決算が上向きだったことでセンチメントの押し上げがさらに高まった。 投資家がより高い利益を求めてこれらハイテク企業に群がり、これが再び米ドルの売りにつながった。
今後を展望すると、市場全体のセンチメントとドルが引き続きポンド/米ドルの動きを支配すると思われます。 米国の耐久財統計が唯一の注目すべき発表であり、この日は経済情勢に関しては軽めの一日だったが、今後数日間でボラティリティが高まる可能性は依然として十分にある。
市場センチメントが今週残りもポジティブなままであれば、ポンド/米ドルの最近の高値が再試される可能性がある。 これに、先週の英国のインフレ統計を踏まえたイングランド銀行（BoE）をめぐるタカ派的な言説が加わる可能性があり、来週のFOMCに向けてポンドは引き続き支援されるはずだ。
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